ジャック・ウィリアムスンの初期の短編"The Pygmy Planet"(1932年)を翻訳してみました。
かの『フェッセンデンの宇宙』(1937年)に先んじて、「科学者が研究室内に作ったミニチュア世界と、その興亡」を描いているという意味で、SF史的に大変興味深いです。
また、個人的には単に鑑賞対象としても好みの作品です。パルプ雑誌らしい素朴でチープな紋切り型の中に、プリミティブで荒削りなエネルギーを感じます。
ウィリアムスンの短編の初期作品は『パンドラ効果』にいくつか収録されているのを除けば、あまり日本には紹介されていません。もう少し着目されても良いと思うのですが。……あと私事ですが、私は山本弘の『火星ノンストップ~ヴィンテージSFセレクション 胸躍る冒険篇』が出る前から『火星ノンストップ』には着目していました。あれは実際良作です。
なお、挿絵はProject Gutenbergでは二分割されていたところ、訳者が結合しました。
(2019年07月03日)