トム・ゴドウィン、1955年の短編です。
トム・ゴドウィンと言えば教科書的には『冷たい方程式』の人――『冷たい方程式』だけの人でしょう。しかし私にとっては圧倒的に『宇宙の漂流者』の人であります。リアルで、骨太で、冷徹な筆致で人類の素晴らしさを描いたあの作品は、少年時代の私にとってはどストライクでした。……何十回と繰り返し読んだ今でもどストライクです。
というわけで、Project Gutenbergに海外の奇特な方々が作品をいくつかアップロードして下さっていることに気づいたのを機に、一つ翻訳してみました。ちなみに当初はその短さと魅力的なタイトルから"The Nothing Equation" (1957) に着目していたのですが、下読みしてみるとどうも期待外れだったので本作に転向しました。お楽しみいただけると嬉しいです。
なお、本作"The Barbarians" (1955) は、『宇宙の漂流者』の続編である長編"The Space Barbarians" (1964) と、タイトルは似ていますが恐らく無関係です。
(2019年5月12日)
追記:前半しか下読みせずに見切り発車で翻訳してみたのですが、最後まで翻訳しての感想としては、説得力が不足していると個人的には感じました。残念ながら作品の格は『宇宙の漂流者』や『冷たい方程式』に比べればだいぶ落ちますね。
(2019年5月21日)
追記2:あまりに検索性が悪そうなので、『野蛮人』から『宇宙船に乗った野蛮人』に改題しました。出典は作中の言い回しです。
(2019年8月24日)